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赤ちゃんになった俺を世話するメグミンがやたらと色っぽい件について
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1: 災難の始まり
2: 初めての外出
3: 爆裂魔法への執着
4: 紅魔族の少女
5: 熱
6: 回復と新たな日常
7: 外出の試練
8: 言葉の兆し
9: 薬草採取の決意
10: 下見と月光草
11: 秘密の隠し場所
12: 迷子のカズマ
13: 優しい温もり
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Chapter 7: 外出の試練 朝の光が差し込む中、メグミンは目を覚ました。隣ではカズマが眠っている。昨夜は比較的静かだった。カズマの体調も完全に回復している。 メグミンは起き上がった。今日は買い物に行かなければならない。食料が底を尽きかけている。ミルクも残り少ない。 「カズマを連れて行くしかないな」 メグミンは呟いた。一人で置いていくわけにはいかない。前回の失敗を繰り返すつもりはない。 カズマが目を覚ました。メグミンを見上げて笑う。 「おはよう」 メグミンは言った。カズマは手を伸ばしてきた。メグミンの髪を掴もうとする。 「痛いからやめろ」 メグミンはカズマの手を押さえた。カズマは不満そうな顔をした。 メグミンはカズマのおむつを替えた。ミルクを飲ませる。カズマは素直に飲んだ。 「今日は買い物に行く。お前も一緒だ」 メグミンは宣言した。カズマは何も言わなかった。当然だ。 *** 問題は、カズマをどうやって連れて行くかだった。 前回は抱きかかえて行ったが、カズマは今、ハイハイができる。じっとしていない。抱っこしていても暴れる可能性がある。 メグミンは考えた。何か良い方法はないか。 その時、部屋の隅に置いてあった布が目に入った。ダクネスが以前くれた大きな布だ。何に使うのかと聞いたら、「いつか役に立つ」と言っていた。 メグミンは布を手に取った。長くて丈夫そうだ。 「これを使えば……」 メグミンは思いついた。抱っこ紐を作れる。カズマを胸に固定すれば、両手が空く。 メグミンは布を身体に巻き付けた。試行錯誤しながら、カズマを入れられる形を作る。 「よし、できた」 メグミンは満足した。即席の抱っこ紐だ。 メグミンはカズマを抱き上げた。抱っこ紐に入れる。カズマはメグミンの胸の前に来た。 「これでお前は暴れられない」 メグミンは言った。カズマはメグミンの服を掴んだ。 メグミンは鏡を見た。 問題があった。 カズマの顔がメグミンの胸に埋まっている。 「……これは」 メグミンは顔が熱くなった。カズマの顔が自分の胸に密着している。布で固定しているから、カズマは動けない。顔を上げることもできない。 「仕方ない……他に方法がない」 メグミンは自分に言い聞かせた。カズマは赤ん坊だ。何も考えていない。 だが、中身は元のカズマだ。 「お前……変なことを考えるなよ」 メグミンは警告した。カズマは何も言わなかった。ただ、メグミンの服を掴んでいる。 メグミンは深呼吸した。大丈夫だ。買い物を済ませて、すぐに戻ってくる。 *** 街は賑やかだった。 メグミンは市場に向かって歩いた。カズマは胸の前で大人しくしている。 周囲の視線を感じた。人々がメグミンを見ている。 「あら、メグミンちゃん」 八百屋のおばさんが声をかけてきた。 「おはようございます」 メグミンは挨拶した。 「まあ、赤ちゃんを抱っこしてるのね」 おばさんは微笑んだ。メグミンは頷いた。 「ええ、仲間の子を預かっているんです」 「可愛いわね。顔を見せて」 おばさんが覗き込もうとした。メグミンは慌てた。 「あ、今は眠っているので……」 「そう? 残念ね」 おばさんは諦めた。メグミンは安堵した。 メグミンは野菜を選び始めた。カズマは相変わらず大人しい。 「これとこれを……」 メグミンは野菜を手に取った。その時、カズマが動いた。 メグミンの服を引っ張る。 「待て」 メグミンは小声で言った。カズマは引っ張り続けた。 服の胸元が引っ張られる。はだけそうになった。 「やめろ!」 メグミンは慌てて服を押さえた。周囲の視線が集まる。 「大丈夫?」 おばさんが心配そうに尋ねた。 「は、はい。大丈夫です」 メグミンは笑顔を作った。顔が熱い。 カズマは引っ張るのをやめなかった。 「お前……」 メグミンは歯を食いしばった。カズマは何をしているんだ。 メグミンは急いで野菜を選んだ。カズマが大人しくしているうちに買い物を済ませなければ。 だが、カズマはまた動いた。今度は顔を擦り付けてきた。メグミンの胸に。 「!?」 メグミンは凍りついた。カズマの顔が胸に擦り付けられている。 「お前は何をしているんだ……」 メグミンは小声で言った。顔が真っ赤になる。 カズマは擦り付けるのをやめなかった。 周囲の人々が見ている。メグミンは恥ずかしさで死にそうだった。 「すみません、急いでいるので」 メグミンはおばさんに謝って、野菜を買った。早くこの場を離れたい。 *** 次はパン屋だ。 メグミンはパン屋の前に立った。カズマは少し落ち着いている。 「頼むから大人しくしてくれ」 メグミンは懇願した。カズマは何も言わなかった。 メグミンは店に入った。パンの香ばしい匂いが漂っている。 「いらっしゃい」 店主が笑顔で迎えた。メグミンは頷いた。 「パンを三つください」 「はいよ。……おや、赤ちゃんがいるのかい?」 店主が気づいた。メグミンは頷いた。 「仲間の子を預かっています」 「そうかい。大変だねぇ」 店主は同情した。メグミンは苦笑した。 「ええ、本当に」 店主がパンを包んでいる間、カズマはまた動き始めた。 メグミンの服を掴む。引っ張る。 「またか……」 メグミンは溜息をついた。カズマは引っ張り続けた。 胸元がまたはだけそうになる。メグミンは慌てて片手で服を押さえた。 「お客さん、大丈夫かい?」 店主が心配そうに尋ねた。 「だ、大丈夫です」 メグミンは必死に笑顔を作った。 カズマは引っ張るのをやめた。だが、今度は別のことをし始めた。 メグミンの首筋に顔を近づけた。 「え……?」 メグミンは困惑した。カズマは何をしようとしているんだ。 次の瞬間、カズマの舌が首筋に触れた。 「!?」 メグミンは声を上げそうになった。カズマが首筋を舐めている。 「お、お前は……!」 メグミンは小声で叫んだ。顔が真っ赤になる。 カズマは舐め続けた。メグミンの首筋をゆっくりと。 「やめろ……」 メグミンは震えた。変な感覚が身体を走る。 「お客さん?」 店主が不思議そうに見ていた。メグミンは慌てた。 「す、すみません! パンをいただきます!」 メグミンはお金を払って、パンを受け取った。すぐに店を出る。 外に出ても、カズマは舐めるのをやめなかった。 「お前は赤ん坊のくせに何をしているんだ!」 メグミンは叫んだ。周囲の人々が振り返る。 メグミンは恥ずかしさで死にそうだった。早く宿に戻らなければ。 *** メグミンは急いで宿に向かった。 カズマは相変わらず首筋を舐めている。 「やめろと言っているだろう!」 メグミンは小声で叫んだ。だが、カズマはやめなかった。 首筋が濡れている。カズマの唾液で。メグミンは気持ち悪さと同時に、妙な感覚を覚えた。 「くそ……早く宿に……」 メグミンは走った。人々の視線を無視して。 宿が見えた。あと少しだ。 カズマは舐めるのをやめた。だが、今度はメグミンの服を掴んで引っ張り始めた。 「また……!」 胸元がはだけそうになる。メグミンは片手で服を押さえながら走った。 宿の入口に辿り着いた。メグミンは中に飛び込んだ。 階段を駆け上がる。部屋のドアを開ける。 中に入って、ドアを閉めた。 「はぁ……はぁ……」 メグミンは息を切らした。疲れた。恥ずかしかった。 カズマは大人しくなっていた。メグミンの服を掴んだまま。 「お前……」 メグミンは抱っこ紐からカズマを取り出した。ベッドに置く。 カズマはメグミンを見上げて笑った。無邪気な笑顔だ。 「笑うな!」 メグミンは叫んだ。カズマは笑い続けた。 メグミンは首筋を拭いた。まだ濡れている。カズマの唾液だ。 「お前は赤ん坊のくせに……何であんなことをするんだ」 メグミンは尋ねた。カズマは答えなかった。ただ笑っている。 メグミンは顔が熱いのを感じた。恥ずかしさが消えない。 「明日からは外出禁止だ」 メグミンは宣言した。カズマは笑い続けた。 「笑うな! 私は本気だ!」 メグミンは叫んだ。だが、カズマは笑うのをやめなかった。 メグミンはため息をついた。疲れた。本当に疲れた。 「あと二日で元に戻る……それまで我慢するしかない」 メグミンは呟いた。カズマは手を伸ばしてメグミンの服を掴んだ。 「もう触るな」 メグミンは言った。だが、カズマは掴んだまま離さなかった。 メグミンは諦めた。もう何も言わない。 *** 午後になった。 メグミンは部屋で休んでいた。カズマはベッドの上で遊んでいる。 メグミンは今朝のことを思い返した。恥ずかしい。本当に恥ずかしかった。 カズマに首筋を舐められた。服を引っ張られた。人々の視線を浴びた。 「最悪だ……」 メグミンは呟いた。カズマは楽しそうに手足をバタバタさせている。 「お前は楽しかったのか?」 メグミンは尋ねた。カズマは笑った。 「楽しかったんだな……」 メグミンは溜息をついた。カズマは赤ん坊の姿だが、中身は元のままだ。きっと、わざとやっているんだろう。 「お前が元に戻ったら、絶対に仕返しをする」 メグミンは誓った。カズマは笑い続けた。 メグミンは立ち上がった。買ってきた食材を片付けなければ。 メグミンは野菜を洗った。パンを棚に置いた。カズマは大人しくしている。 「せめて、部屋では大人しくしてくれ」 メグミンは願った。カズマは何も言わなかった。 メグミンは窓の外を見た。街が見える。賑やかだ。 「もう外には出ない。お前を連れては」 メグミンは決意した。カズマは笑っている。 「笑うな」 メグミンは言った。だが、カズマは笑い続けた。 *** 夕方になった。 メグミンはカズマにミルクを飲ませた。カズマは素直に飲んだ。 「せめて、ミルクの時は大人しくしてくれるんだな」 メグミンは呟いた。カズマは飲み続けた。 ミルクを飲み終えると、カズマはメグミンの服を掴んだ。 「また……」 メグミンは溜息をついた。カズマは引っ張る。 「引っ張るな」 メグミンは言った。だが、カズマは引っ張り続けた。 胸元がはだける。メグミンは慌てて服を直した。 「お前は本当に……」 メグミンは言葉に詰まった。カズマは笑っている。 「何がそんなに楽しいんだ」 メグミンは尋ねた。カズマは答えなかった。ただ笑っている。 メグミンはカズマを抱き上げた。ベッドに寝かせる。 「今日はもう何もするな」 メグミンは命令した。カズマは大人しくなった。 メグミンは夕食の準備を始めた。簡単なスープを作る。カズマは静かに見ている。 「大人しくしているなら助かる」 メグミンは言った。カズマは何も言わなかった。 夕食ができた。メグミンは一人で食べた。カズマは眠っている。 「疲れたな……」 メグミンは呟いた。今日は本当に疲れた。 メグミンは食事を終えた。皿を片付ける。カズマはまだ眠っている。 メグミンはベッドに横になった。カズマの隣に。 「明日は絶対に外に出ない」 メグミンは誓った。カズマは眠り続けた。 「あと二日……それまで我慢するしかない」
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